バカラはルールが非常にシンプルなゲームですが、実際のテーブルに座ると専門用語が多く、初心者が戸惑う場面も少なくありません。バンカーやプレイヤーといった基本語だけでなく、ナチュラル、シュー、コミッションなど、理解しておくとゲームがスムーズになる用語は数多く存在します。本記事では、バカラをプレイするなら確実に覚えておきたい基本用語を体系的に整理し、初心者でもイメージしやすいように丁寧に解説します。
バカラの基本的な陣営に関する用語
まずは、ゲームの根幹となる「陣営」に関する用語を押さえておきましょう。
プレイヤー(Player)
カードが先に配られる側。プレイヤーに賭けて勝つと1:1の払い戻しが得られます。手数料がかからず、初心者にもわかりやすいベットです。
バンカー(Banker)
後にカードが配られる側。確率上有利なため、勝った場合は5%の手数料(コミッション)が差し引かれます。理論上、最も勝率の高いベットです。
タイ(Tie)
プレイヤーとバンカーの合計が同じになる「引き分け」。配当は8倍または9倍と高いものの、勝率が低いため慎重に扱う必要があります。
カードに関する基本用語
バカラではカードの合計値と引き方がゲームの中心要素となります。
ナチュラル(Natural)
プレイヤーまたはバンカーの最初の2枚の合計が8または9になること。ナチュラルは非常に強く、原則としてその時点で勝負が決まります。
ヒット(Hit)
3枚目のカードを引くこと。バカラではプレイヤー・バンカーともに引く条件が厳密に決められており、プレイヤーが選択することはできません。
スタンド(Stand)
3枚目を引かずに勝負すること。こちらもルールに基づき自動で決まります。
ゲーム進行に関する用語
テーブルでよく聞く言葉を理解しておくと、ゲームの流れが把握しやすくなります。
シュー(Shoe)
カードが入った箱のこと。通常6〜8デッキのカードがまとめて入れられており、ここからカードが順番に配られます。
ディール(Deal)
カードを配る行為のこと。ディーラーがゲーム進行のすべてを担当します。
ハンド(Hand)
プレイヤー側・バンカー側に配られる一組のカードのこと。「プレイヤーハンド」「バンカーハンド」という形で使われます。
ベット・配当に関する用語
賭けに関する用語は、配当や期待値を正しく理解するうえで欠かせません。
コミッション(Commission)
バンカーに賭けて勝った場合に引かれる手数料。通常は5%が多く、これによりバンカー側の期待値が調整されています。
ノーコミッション(No Commission)
手数料がない形式。ただし、別ルール(例:バンカー6勝ちで配当半額)でバランスを取っているため、実質的な期待値は通常バカラとほぼ同じです。
ペア(Pair)
プレイヤーまたはバンカーの最初の2枚が同じ数字になること。サイドベットとして「プレイヤーペア」「バンカーペア」が存在し、通常は11:1の配当です。
サイドベット(Side Bet)
基本の賭け以外の追加ベット。ペア、パーフェクトペア、ビッグ、スモールなどさまざまな種類があります。高配当ですが期待値は低いものが多いです。
確率・戦略に関する用語
バカラは運の要素が強いゲームですが、用語を理解しておくことで戦略性も高まります。
ハウスエッジ(House Edge)
カジノ側の取り分を示す数値。バンカーは手数料があるため、プレイヤーに比べてバランスが取られています。長期的にはこのエッジが勝敗に大きく影響します。
トレンド(Trend)
勝ち側が連続して偏る現象。プレイヤー連勝やバンカー連勝が続くことがあり、実践プレイヤーがベット判断材料として使うこともあります。
スコアボード(Scoreboard)
プレイヤーとバンカーの履歴を記録する表。ビッグロード、ビッグアイロードなど複数の種類が存在します。
まとめ
バカラはルールこそシンプルですが、用語には特有のものが多く、知らないままプレイすると混乱しやすいゲームでもあります。プレイヤー・バンカー・ナチュラルといった基本用語に加え、シュー、コミッション、ペアなどの関連語を理解しておくことで、テーブルの流れをスムーズに追えるようになります。
これらの用語を覚えておけば、オンラインでもライブカジノでも迷わずにプレイでき、さらに戦略判断にも役立ちます。まずはここで紹介した用語をしっかり押さえ、バカラをより深く楽しむ準備を整えていきましょう。
