ブラックジャックで勝った!確率と判断の奇跡の瞬間

21を超えるか、それとも相手を出し抜くか――。ブラックジャックで勝利したリアルな瞬間を、実体験からひもときます。

54歳男ラスベガスでブラックジャックに勝利

私は現在50代の会社員ですが、まだ30代の頃、バブル景気の余波で会社の業績が順調だったため、社員旅行でラスベガスに行くことになりました。

ラスベガスは言わずと知れたギャンブルの本場です。

皆、一攫千金を夢見て、ホテルのカジノに乗り込みましたが、英語が出来ない社員ばかりでポーカーやブラックジャックなどの対人ゲームは会話が発生しそうなためか、しり込みしてしまい、結局ほとんどの人が黙ってチップを詰めばいいルーレットか、スロットをしていました。

けれども私は意を決してブラックジャックのテーブルに座りました。

空いていた席の隣にいる白人はグラスを片手に酔っていて、強気にカードを引きまくっており、場に出ているカードを見ていた限り、小さい数字は残りが少ないように思えたからです。

しばらく見ていたのでカードを引くときにはテーブルを軽く指先で叩けばいいし、ストップの時は掌をディーラーに向ければいいのもわかりました。

カードを何セットか合わせてシャフルしているとはいえ、隣の酔っ払いのおかげで多く出ているカードの傾向ははっきりしていたので、私はバーストしないように慎重に手を進めました。

酔っぱらい男はほとんどバーストさせているので、やがて私とディーラーの一騎打ちのようになってきました。

金髪でおそらくは同年代くらいの女性ディーラーでしたが、本場の一流ホテルに勤めるプロ相手なので油断せず勝負したのですが、最初の読み通り、小さい数字はあまり残っておらず、バーストしやすいひりひりした展開を乗り切り、約400ドルほど勝ったところでディーラーが変わりました。

その際に女性ディーラーは私に微笑み「グットジョブ」と言ってくれたので、チップを渡して、私も席を離れました。

ギャンブルとしては大きい勝ちではありませんでしたが、本場ラスベガスでプロのディーラーから讃えられたことは、金額以上に嬉しかったです。

冷静な観察で勝ち取った勝利でした。

それから自信をつけてギャンブルにのめり込んだかというと、実は真逆で、以来ギャンブルはしていません。

調子に乗ると酔っ払い男のように負け続けてしまう、それがギャンブルだという気がしたからです。

私は気持ちのいい余韻を残したままギャンブルから引退しました。

そこまで極端ではなくても、好事魔多し、と言いますし、調子に乗り過ぎず、潔く止め時を逃さないことが、ギャンブルに勝つコツだと思います。


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著者
ギャンブルを「数字」で斬る攻略分析家
ナカジマ統計堂

大学で統計学を専攻し、卒業後は確率論とゲーム理論の知識を活かしてギャンブルの分析を始める。現在はオンラインギャンブルや海外カジノの戦略研究を行いながら、実践的な「勝率向上術」を研究中。
本サイトでは、「運任せ」ではなく、「数字で考える」ギャンブル戦略を中心に、勝ち負けのロジックやリスク管理法を発信しています。

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