今は2児の父でパチンコは本の暇つぶし程度に1パチを打つくらい。昔のような爆発台や朝一から出るモーニングが懐かしいなぁと感じる中年のおじさんです。大学入試に失敗し、浪人生生活となり日々予備校へ通う毎日でしたが、予備校の隣はパチンコ屋さん。毎朝モーニングに並び、負ける事なんてほとんどなかった時代の話です。当時の私は、勝ち越したお金が財布に入りきらない状態までになっており、とりあえず毎日20万円を財布に入れて出かけるというのが日課でした。なので20万より多くなれば、多くなった分を家に置いて出かけるというような夢のような生活でした。その日はある日突然やってきました。ほとんど負けることなく、軍資金も潤沢にあったので授業もないので、地元のパチンコ屋さんで昼から当時人気のあったアレパチ、エキサイトを打つことにしました。アレパチエキサイトといえば、デジタルが2桁で3か7のぞろ目で大当たりと、見てるだけでも大当たりを引きやすそうだし、友達も「アレジンより当たりやすいからクルーンの中に入りやすいものを選べば大体3万円も軍資金があれば当たるし爆発すればすぐにそんなの取り戻せるよ」とよく言ってたので、その日はエキサイトを打つことにしました。昼頃より打ち始めて、「ピュイッ・・・ピュイッ!」左端には3や7が出るものの一向に当たりは出ません。まぁ打ち始めたばかりだし、すぐに当たるなんて都合のいい日ばかりでもないだろうと、1000円札を代の横へある玉貸し機へつぎ込んでいきました。まぁ目安として3万円なんだろうなという感じで1000円をどんどんとつぎ込んでいくと、気が付けば5万円つぎ込んでいるではないですか・・・5万円つぎ込んで出ないなんて、って思いながら止め時かと思ったのですが、せっかく5万円つぎ込んで次の人が座って出たらいやだなという思いが出てきてさらに追い金をすることに。20万円もあるのだから、とりあえずは一回は当ててから帰ろう、負ける日もあるっていう思いで打ち続けました。しかしその台は、10万円を超えても出ず、15万円を超えても出ないという状況でした。結局18万円をつぎ込んだ時、一大決心というより、私の気持ちが折れました。何もあたりを引くことなく帰宅することになってしまいました。その日以降、パチンコは行っても負けるという日が続き、結局今までの勝ってた分は、全てパチンコ屋さんに消えていきました。だいたい勝つ時って、2000円とか5000円とか少ない投資で当たりはひくんですよね・・・そういう状態で止めれば少ない勝ちですが勝ちは勝ち。欲を出さずに、小額投資で勝負する方がいいと思います。
44歳 男 18歳の頃の苦い思い出
